情報4学科を横断して
国際的な視野を広げ
世界の難題に挑む人を育成する。
国際情報プログラムはDXを最大限活用し、海外協力大学との連携によって、学生が学科の専門分野とともに他学科横断型の科目とグローバル社会の基盤となる高度なリベラルアーツ(教養)を修得することによって、本学の6つのディプロマ・ポリシーをいっそう実現する人材を育成することを趣旨とします。
卒業後は、このプログラムで学び得たコンピテンシーを活かして、人権、経済・社会、地球環境、さまざまな分野にまたがり世界が解決しなければならない難題に対して、積極的に関わり解決していこうとする人材に成長することを期待します。
本プログラムは、国際的に活躍したいと考える本学の全学生に寄与するものとして、学びの機会を与えるものです。
- 国際情報プログラムとは? -
- 学びの流れ -
- 学び方 -
DXを活用して海外の大学と学ぶ
海外協力大学と連携した、共同ワークショップやオンラインを活用した講義を通じて、実践的な英語力や
国際感覚に優れた人間性を養います。
英語で行う専門授業科目を複数設定
1 Communication I *1
2 Speaking I *1
3 Communication II *1
4 Speaking II *1
5 情報の世界
6 国際関係論
7 マレーシア短期留学 *1
8 海外語学・文化研修(中国大連編)
9 海外語学・文化研修(フィンランド編) *1
10 海外事情(オーストラリア編) *1
11 海外事情(中国編)
12 海外事情(米国編) *1
13 国際コラボレーションA *1
14 国際コラボレーションB *1
15 課題解決型国際WS(Learning Express) *1
16 経営戦略論 *2
17 国際経営論
18 ヘルスケアIT演習
19 デザインシンキング *1
20 BIとビッグデータI
21 BIとビッグデータII
22 プロジェクトトライアル
23 ICT入門 *2
24 Introduction to Global Information(国際情報入門) *2
25 国際情報概論 *1
26 国際情報演習 *1
27 グローバルヘルスリテラシー *1
28 グローバルインターンシップ *1
*1 英語授業科目(予定)
*2 英語日本語併用科目
- 国際人材の育成 -
国際情報プログラムの創設
未来ICT社会で活躍できる
国際人材の育成を目指す
ICT(情報コミュニケーション技術)の急速な進歩により政治、経済、文化活動が私たちの生活を変え、その変化は国境を越えて広がっています。このように地球上のどこで何が起こっているかをリアルタイムで知ることができる現在、如何に正確な情報を集め解析し、豊かで調和のとれた生活環境を創り続けることができるかが求められています。
国際交流が活発化することで、海外の行政機関、教育機関、企業、民間団体との交流の機会も増えていることから、日常的に外国語(主に英語)でコミュニケーションする生活に変わりつつあります。この変化に対応するためには、正しい世界情勢を知り、情報を共有し実行する力(技術と能力)を身につけることが必要になります。これらの力を身につけるためには、高等教育機関で世界情勢の解析技術やコミュニケーション能力を習得するための教育を受けることが求められます。
北海道情報大学(以降、本学)は、未来社会で活躍できる国際人材を育成します。その基盤になるのがICT教育です。ICTを活用した教授法により、世界情勢を迅速に取得し活用できるスキル、海外とコミュニケーションができる語学能力を養う学修者本位の教育を提供します。これを目的に特化した全学的な機能組織である国際情報プログラムを令和6年度からスタートします。
生成AIが社会実装されたことにより、情報技術の社会的役割が大きく変化し、文系と理系の区別のない文理融合の教育が求められています。ICT教育の導入は、文理融合教育に欠かせません。本学には、デジタル技術と経営マネジメントを融合した先端経営学科、医療を支えるIT人材を育成する医療情報学科、デジタル技術を導入したデザイン・アートとスポーツやセキュリティに応用したテクノロジーなど人間生活を豊かにする情報メディア学科、またICT教育の基盤となるAI解析やデータサイエンスが学べるシステム情報学科など、多様な学習環境があります。
本プログラムは、未来社会に必要なコミュニケーション能力とICT技術を学び、北海道、日本、世界のどこでも活躍できるマルチポテンシャルな若者を育てる取組みです。多くの学生が本学に入学し、このプログラムを通して、世界で活躍できることを期待しています。
- 教員紹介 -
経営情報学部
システム情報学科 教授
サイモン ソーラ
Simon THOLLAR
主に英語コミュニケーション、留学、多言語教育を担当。グローバルな英語社会で活躍できる多言語スキルの育成をサポートします。また、さまざまな国の人々とのコミュニケーションを可能にする鍵としての英語の重要性についても見ていきます。さらに、日本国外に居住し働くITプロフェッショナルが得られるさまざまな将来についても見ていきます。
日本には活気に満ちた文化と深い歴史がありますが、日本語は世界的にあまり使わない言語です。世界はグローバル市場となり、21世紀のIT社会で生き残り、繁栄していくためには、他国との交流、他国籍とのコミュニケーションが必要です。成功するには、私たち全員が数多くの必要な言語、IT、文化認識スキルを学ぶ必要があります。このプログラムは、学生がそのような国際的なITプロフェッショナルとして成功できるよう準備することを目的としています。
情報メディア学部
情報メディア学科 教授
金 銀珠
Eunju KIM
主に複言語教育と韓国のコンテンツ産業領域を担当。グローバル社会を生き抜く力としての複言語能力の涵養をサポートします。また、アジアをはじめ世界から注目されるK-POP、韓国ドラマ、オンラインゲーム、ウェブトゥーンなどの韓流現象について紹介し、グローバルな視点から韓国ソフトパワー産業の急成長のカギを探っていきます。
IT技術の目覚ましい進歩によりグローバル化が進む中、ITスキル、英語でのコミュニケーション能力、国際感覚の重要性がますます高まっています。国際情報プログラムでは、こうした多彩なスキルと国際感覚を養い、高度情報化時代に対応できる国際IT人材を養成します。ぜひ本プログラムに参加し、自分の可能性を広げてください。
情報メディア学部
情報メディア学科 教授
隼田 尚彦
Naohiko HAYATA
UX(ユーザー体験)、UI(ユーザーインターフェイス)や発想法などの他、国際PBL科目である国際コラボレーション等も担当しています。学生時代に参加した国連関連の国際プロジェクトや海外大学での勤務経験などを元に、国際的な活動の面白さも紹介していきます。
専門性が高くても視野が狭いと、社会の複雑な事象に対応することが難しくなります。国際的に活躍できるIT人材は、英語力だけでなく広い視野を持ち、様々な視点から物事を考えられる柔軟な力が求められます。留学の機会も多い学部横断型のプログラムでこのような力を手に入れましょう!
経営情報学部
先端経営学科 教授
福沢 康弘
Yasuhiro FUKUZAWA
経営戦略論、経営管理論など、企業経営に関する分野を担当します。国際情報プログラムでは、世界のIT企業の経営戦略について、特に「グローバル戦略」の観点から講義を行います。また、英語での講義も展開し、英語文献の講読にも挑戦します。
国際情報プログラムは、本学の充実したカリキュラムの内容をグローバルに広げ、「世界」を視野に入れて情報技術とビジネスについて学びます。英語を武器とし、グローバルな視点で情報ビジネスを考える、魅力的な講義が多数展開されます。ぜひみなさんの参加をお待ちしています。
経営情報学部
先端経営学科 教授
椿 達
Toru TSUBAKI
私は「教育」について興味関心があり、30年ほど高校教師として教育実践に携わりました。現在は数学教育や高校から大学の接続に関わる問題(キャリア教育、探究学習など)などについて、教育学分野の研究を進めています。本プログラムでは、私の研究領域に関して国際比較の観点からの講義を担当します。
私たちは、民主主義を守り、平和な社会を支えていくことが本当に重要であることを、これほど身にしみる時代を生きています。ぜひ、大学の4年間で「国際的に活躍できるITスペシャリスト」としての基盤をしっかりと築き、世界規模で解決していかなければならない難題群に対して、社会貢献していく人に成長してほしいと願っています。