就職情報
卒業生の就職先は実に多彩です。ビジネス、クリエイティブ、メディア、病院、教員などそれぞれが目標とする分野で活躍しています。産業界を経験してきた教授らのもと発想力を磨き、視野を広げ、既成の考えにとらわれない進路選択をすることも本学の特徴です。
吉田 征五さん
札幌平岡高校出身
情報メディア学科 2012年卒業
株式会社カカクコム
食べログサービス本部
デザイン部
第1プロダクトデザインチーム
よりよいユーザー体験をめざし
「食べログ」を日々改善
受託制作から自社制作の現場へ
大学卒業後は3年半ほどデザイン会社に勤め、Webデザイナーとしてクライアントワーク(受託制作)を経験しました。そのなかでインハウスデザイナーとして自社制作業務に携わりたいという思いが高まり、レストラン検索・予約サイト「食べログ」を運営するカカクコムに転職。UIデザイン、ビジュアルデザインなどの業務を通じてサイトやアプリのサービス改善に努めています。常に心がけているのは、ユーザーにとってより価値あるプロダクトの提供をめざし、ユーザー理解を深めること。そして審美眼をもちアウトプットの細部までこだわり抜くこと。その結果、ユーザー行動がよい方に変化したときや、事業目標の数字に影響した際は非常にやりがいを感じます。
挑戦こそが将来を切り拓く
学生時代を振り返ると、映像コンテストやデザインコンテストにがむしゃらに応募しまくっていました。自分のデザインスキルが仕事として通用するのか確認でき、かつ力を伸ばすことができると思ったからです。どのようなかたちであれ、学生時代にはやりたいと思ったことには何でも挑戦することが大切。その経験は必ず将来につながります。
西 悠花さん
江別高校出身
先端経営学科 2021年卒業
株式会社トータルデザインサービス
ソフトウェア設計部
学生時代の多様な学びが
毎日の仕事に生かされています
入社後、3か月の社内研修を経て、システムエンジニアとしてスマホの購入に関わるWebアプリの設計に携わっています。先端経営学科では経営に関する科目だけではなくプログラミングの基礎も学んでいたため、事務職とエンジニア職の両方で就職活動を行い、現在の会社から内定をいただきました。入社2年目からはSE業務と並行して社員採用にも携わっています。この業務では自分で作成した資料をもとにプレゼンを行う機会も多いのですが、在学時のビジネスプレゼンコンテストの経験を生かすことができています。
山﨑 璃胡さん
飛鳥未来高校出身
システム情報学科 2021年卒業
株式会社ジェイテック
新規事業本部
情報と教育の学びを生かし、
講師やカウンセリング、
時にはPCの操作などを教えています
システム情報学科の学びと並行して教職課程も専攻し、中学校教諭一種免許(数学)と高等学校教諭一種免許(数学・情報)を取得。卒業後は職業訓練校(求職者が就職するためのスキルを身につける施設)の運営会社に就職しました。大学での情報と教育の学びを生かし、PCの基本操作やプログラミングなどを教えながらキャリアコンサルも行う講師をしています。この仕事のやりがいは「山﨑さんの教え方わかりやすい!」「山﨑さんに相談してよかった」などのお声をいただけること。日々学び、スキルアップしていきたいです。
三上 唯さん
室蘭東翔高校出身
医療情報学科 2021年卒業
社会医療法人禎心会
札幌禎心会病院
診療情報管理室
医師や各スタッフと連携し、
診療情報管理士にしかできない
業務をよりよいものに
小学生のころに宮城県で東日本大震災を経験し、全国から集まった災害派遣チームが活躍している姿に触れたのが、医療業界をめざそうと思ったきっかけです。なかでも医療の知識と情報の技術を兼ね備えた診療情報管理士という職種に魅力を感じました。電子カルテのテンプレートや、入院から退院までの診療・検査の予定を組むクリニカルパスの作成など、診療情報管理士にしかできない業務は多いです。その際、医師をはじめ各部署のスタッフと直接話すことを大切にして、円滑な医療の提供につながるよう心がけています。
田中 健吾さん
札幌啓北商業高校出身
先端経営学科 2017年卒業
株式会社ローソン
広報部
学生時代も現在も、
多様な人々と関わりをもつことを
心がけています
店舗のスーパーバイザーを経て、現在は広報部で働いています。会社の取り組みや方針を、メディアを通じて広く社会に伝え、共感を得ていく仕事です。日頃からアンテナを張り、メディアに取り上げてもらう工夫をしています。在学中にはゼミ活動で「農業6次産業化プロジェクト」に携わりました。収穫した野菜を商品化し、販売まで行う活動です。この経験から流通に興味をもち、今の仕事につながっています。学生時代は多様なかたちで社会にふれることにより、主体性や協調性が身につき、将来が大きく広がると思います。
岩井 雅人さん
札幌創成高校出身
システム情報学科 2017年卒業
日本アイ・ビー・エム
デジタルサービス株式会社
(IJDS)
地域DXセンター事業部
論理的思考を大切にし、
チームの開発レベルの向上に貢献したいです
保険会社様の基幹システムの開発・保守・運用を行っています。お客様からいただいた要件をもとに設計を行い、プログラミングとテスト完了後に納品します。SEやプログラマはロジックを組み立てながら設計や計画をするため、論理的に物事を判断できる能力が身につくと思います。「なぜこうなるのか?」「こうしたらどうなる?」といった分析を繰り返し、その結果をチームメンバーに共有して感謝されたときにはやりがいを感じます。今後も勉強会などを通じてチームやプロジェクトの開発レベルの向上に貢献したいです。
林 耕作さん
北広島高校出身
医療情報学科 2018年卒業
サツラク農業協同組合
株式会社ミルクの郷
総務課
牛乳や乳製品の製造を
支える、縁の下の力持ちでありたいと思っています
食べることが好きな私は、北海道で牛乳の生産、加工、販売の一貫体制を敷いているこの会社に魅力を感じて就職しました。現在は書類・資料作成などの庶務に加え、製造された乳製品の数や原材料の量などを集計・分析して収支に反映させる製造事務を担当しています。新商品の開発プロジェクトに携わったこともあります。生みの苦しさもありましたが、自分の構想がどんどん形になっていくのはとても面白みがありました。今後はさらに製造現場のことを詳しく理解し、発注業務など、より責任のある仕事をしたいと思います。
矢吹 龍太郎さん
札幌東商業高校出身
情報メディア学科 2018年卒業
合同会社SIRIUS VISION 2022年 起業
北海道での映画づくりが
当たり前になる未来をめざして
在学中に映像のゼミで短編映画を数本撮り、その楽しさに引き込まれました。卒業後は在札テレビ局のグループ会社である映像プロダクションに入社。映像制作の知識・技術を幅広く身につけようと考えたからです。アシスタントディレクターからスタートし、番組などコンテンツづくりのためのリサーチ、撮影許可取り、機材メンテナンスなどに奔走。半年後から小さな番組のディレクターを任されるようになり、2年目からはディレクター職がメインに。台本制作、撮影手配、キャスティング、編集など仕事は多岐にわたりました。これらを濃密に学ぶことができたのは今後の糧になると思います。
社会人5年目になるタイミングで、映画づくりに携わるという目標に向けて独立、起業しました。現在は主にテレビやYouTubeの番組制作、ウェブCM・ドローン撮影などに加え、デジタルサイネージの筐体レンタル販売とコンテンツ制作を行い、映画制作にも参画。これらの仕事を通じて人脈を広げ、北海道を舞台にした、北海道発の映画づくりが当たり前になる未来を切り拓いていきたいです。
庄田 健佑さん
札幌東陵高校出身
先端経営学科 2019年卒業
大丸株式会社
直需営業部
就職活動も学生生活も学生サポートセンターを
上手に活用してください
複合専門商社で働いています。ビジネス系の科目やゼミでの学びを通して、幅広い分野のお客様に多様な商品を提供する仕事がしたいと考えました。現在は民間企業や教育機関などのお客様にさまざまなご提案をしており、お喜びいただいてご成約となった際には達成感を強く感じています。
就職活動の当初は、かなり不安な面がありました。そんななかで学生サポートセンターに行き、業界に関する相談をしたところ、親身に答えていただきました。また、簿記やMOS(Microsoft Office Specialist)などの資格取得に際しては、受験料補助制度を活用することができました。
大学ではさまざまなことにチャレンジしながら興味の幅を広げ、自分の将来について考えることが大切です。困ったことがあれば、ゼミの先生や学生サポートセンターの方に相談して、充実の学生生活を送ってください。
内藤 健介さん
網走南ケ丘高校出身
システム情報学科 2019年卒業
株式会社アイエンター
エンタープライズソリューショングループ
企業紹介や面接練習など親身なサポートを受け、
将来の扉が開きました
Webアプリケーションの管理画面の実装・改修を行っています。自分が作った機能がリリースされ、他の人が使える状態となると、それを自分でも使ってみます。そのときに達成感が得られ、この仕事に就いて「よかった!」と感じます。また、コロナ禍以前から在宅ワークを推奨している会社のため、私も2年間の東京本社勤務を経て、地元に戻りました。自宅にいながら全国各地の社員と一緒に働けるところにも魅力に感じています。
就職活動の際は、学生サポートセンターの個別相談をよく利用させていただきました。相談に乗っていただいた職員の方に、情報大の卒業生が就職したということで紹介していただいたのが、現在勤めている会社です。あがり症のため、面接練習もとても役立ちました。そのほかさまざまなサポートがあるので、積極的に利用して将来の扉を開いてください。
石川 好花さん
岩手県立金ケ崎高校出身
医療情報学科 2018年卒業
仙台市立病院ー
経営管理部 経営医事課 企画医事係
目標に向けた資格取得に力を入れ、
アピールと自信につながりました
病院で診療記録の管理、診療情報の精度の管理、情報の活用に関する業務を行っています。仕事で大切にしているのは、話しかけてもらいやすい雰囲気づくりです。それによって些細な情報も把握でき、さまざまなことに対処しやすくなります。「石川さんに聞けば間違いないと思った」など、院内のスタッフに信頼されていると実感したときはやりがいを感じます。
私は入学当初から就職を意識し、資格取得の勉強に力を入れました。その結果、診療情報管理士をはじめ、ドクターズクラークなど、在学中に6つの資格を取得し、就職活動の際もアピールすることができました。 在学中に何かに挑戦してみたいことがあれば、先生や学生サポートセンターの方が支えてくれますので、迷ったらぜひ実行してみましょう。きっと自信につながる経験となるはずです。
大橋 果菜美さん
札幌啓北商業高校出身
情報メディア学科 2019年卒業
株式会社ラルズネット
制作開発部 WEBデザイナー
リラックスした雰囲気の「OBOG交流会」で
今の会社に出会いました
私は現在、弊社で運営している不動産情報ポータルサイトの各種デザインや、ご契約いただいている不動産会社様のウェブサイトの作成などを行っています。お客様のニーズを把握したうえで、常に新しいテイストを取り入れ、ページビューやコンバージョン率の目標達成に貢献できるデザインを心がけています。
在学中、「OBOG交流会」に参加した際に弊社のことを知り、入社まで進むことができました。この交流会は企業説明会などの場とは異なり、リラックスした雰囲気なのが特徴です。情報大を卒業した先輩方からいろいろなお話をうかがって視野を広げられるので、とてもオススメです。 社会人になり、自由に使える時間が少なくなって感じるのは、学生時代にもっと勉強をしておけばよかった、勉強って楽しい、ということです。在学中は資格取得など、さまざまなことにチャレンジしてみてください。