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教員一覧
佐藤 隆雄准教授
Takao SATO
- 所属:
- 経営情報学部 システム情報学科
- 職名:
- 准教授
研究室
215
担当する授業
コンピュータシステムI、コンピュータシステムII、プログラミング入門、プログラミング基礎、宇宙への挑戦、宇宙工学基礎、ゼミナールI、ゼミナールII、ゼミナールIII、卒業論文
ゼミの概要
・人工衛星や惑星探査機はどのようなデータを取得しているのかを勉強し,実際にソフトウェアを使ってデータを解析します。
・学生が興味のある日常の自然現象について自ら調べ,実際にデータを取得し解析する実習を行います.
2022/07/26更新
- 経歴・業績
- メッセージ
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- 研究分野
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博士(理学)。研究分野は宇宙惑星科学。東北大学大学院理学研究科教育研究支援者、情報通信研究機構電磁波計測研究所研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)、宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所プロジェクト研究員などを経て本学へ。日本地球惑星科学連合、地球電磁気・地球惑星圏学会に所属。
- 専門及び研究内容
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地上光学望遠鏡や探査機を用いた惑星大気研究
- 略歴
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2007年3月 東北大学理学部宇宙地球物理学科卒業
2009年3月 東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程前期修了
2009年4月 日本学術振興会特別研究員DC1(東北大学,2012年3月まで)
2012年3月 東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程後期修了
2012年4月 東北大学大学院理学研究科 教育研究支援者(2012年5月まで)
2012年6月 情報通信研究機構電磁波計測研究所 研究員(2013年3月まで)
2013年4月 日本学術振興会特別研究員PD(宇宙航空研究開発機構,2016年3月まで)
2016年4月 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所 プロジェクト研究員(2018年8月まで)
2018年9月 北海道情報大学経営情報学部システム情報学科 講師
- 学位
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博士(理学)
- 主な研究業績
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〇学術雑誌等 (紀要・論文集等も含む) に発表した論文又は著書(抜粋)
Sato, T.M. et al., 2020. Dayside cloud top structure of Venus retrieved from Akatsuki IR2 observations, Icarus 345, 113682, https://doi.org/10.1016/j.icarus.2020.113682.
Sinclair, J.A., et al. (Sato, T.M., 17名中5番目), 2019. A brightening of Jupiter’s auroral 7.8-μm CH4 emission during a solar-wind compression. Nature Astronomy 3, 607-613, https://doi.org/10.1038/s41550-019-0743-x.
Kashimura, H. et al. (Sato, T.M., 13名中9番目), 2019. Planetary-scale streak structure reproduced in high-resolution simulations of the Venus atmosphere with a low-stability layer, Nature Communications 10:23, https://doi.org/10.1038/s41467-018-07919-y.
Satoh, T. et al. (Sato, T.M., 28名中2番目), 2017. Performance of Akatsuki/IR2 in Venus orbit: the first year, Earth, Planets and Space, 69:154, doi:10.1186/s40623-017-0736-x.
Horinouchi, T. et al. (Sato, T.M., 16名中11番目), 2017. Equatorial jet in the lower cloud layer of Venus revealed by Akatsuki, Nature Geoscience, 10, 646-651, doi:10.1038/ngeo03016.
Peralta, J. et al. (Sato, T.M., 12名中8番目), 2017. Stationary waves and slowly moving features in the night upper clouds of Venus, Nature Astronomy, 1, 0187, doi:10.1038/s41550-017-0187.
Fukuhara, T. et al. (Sato, T.M., 19名中12番目), 2017. Large stationary gravity wave in the atmosphere of Venus, Nature Geoscience, doi:10.1038/ngeo2873.
Nakamura, M. et al. (Sato, T.M., 52名中38番目), 2016. AKATSUKI returns to Venus, Earth, Planets and Space, 68:75, doi:10.1186/s40623-016-0457-6.
Sato, T.M., et al., 2014. Cloud top structure of Venus revealed by Subaru/COMICS mid-infrared images. Icarus 243, 386-399.
Sato, T.M., et al., 2013. Retrieval of jovian cloud structure from the Cassini ISS limb-darkening data I. Continuum scattering phase functions for cloud and haze in the South Tropical Zone. Icarus 222, 100-121.
Sato, T.M., et al., 2011. Tidal variations in the Martian lower atmosphere inferred from Mars Express Planetary Fourier Spectrometer temperature data. Geophysical Research Letter 38, L24205, doi:10.1029/2011GL050348.
〇学術雑誌等又は商業誌における解説、総説
佐藤隆雄,中間赤外線でとらえたヴィーナスの姿,国立天文台ニュース,No.276,pp.26-27,国立天文台,2017年7月.
- 所属学会及び各種委員
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日本地球惑星科学連合,地球電磁気・地球惑星圏学会
- 表彰関係
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Best Reviewer Awards by Icarus, Division for Planetary Scienes of the Astronomical Society (2022年4月)
大林奨励賞 (地球電磁気・地球惑星圏学会) (2021年11月)
泉萩会奨励賞 (東北大学理学部物理系同窓会 泉萩会) (2021年10月)
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- どんな専門分野を教えていますか?
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人間が直接調べることのできない宇宙において,人工衛星や惑星探査機がどのように我々の代わりに必要なデータをとるのか,また送られてきたデータからどのように知りたい情報を取り出すのかについて教える予定です.
- 大学の先生になる前は何をしていましたか?
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ハワイ・マウナケア山頂にあるすばる望遠鏡や探査機のデータを使って太陽系惑星(金星,火星,木星)の大気について研究していました.
- 高校生へのメッセージ
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私は現在、地上望遠鏡や探査機による光学リモートセンシングと大気放射伝達シミュレーションを用いて、大気を有する太陽系惑星を調べています。地球を調べるために培われた手法や経験を別の惑星に適用することで、より学問的な汎用性を得ることにつながると感じています。また、このように宇宙の謎を追究する行為は、人類だけがもつ知的好奇心を満足させるものではないかと思います。誰も成し遂げていない研究課題を選定し、観測データや数値シミュレーションを用いて試行錯誤しながら論理的に考え、その結果として研究成果を得られたときに喜びを感じます。
本学に入学された際は、情報という枠にとらわれず、できるだけ多様な分野に興味と関心をもち、積極的に知識と経験を得るように過ごしてください。学生時代に得られた事柄は、その後の人生の大切な財産になります。
- 担当する授業
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コンピュータシステムI、コンピュータシステムII、プログラミング入門、プログラミング基礎、宇宙への挑戦、宇宙工学基礎、ゼミナールI、ゼミナールII、ゼミナールIII、卒業論文
- 趣味
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映画鑑賞,音楽鑑賞,山歩き,スキー,車の運転