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2023.12.26
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医療情報学部「プログラミングコンテスト」開催

医療情報学部において、初のプログラミングコンテストを開催しました。
今回のコンテストは、医療機関及び医療関連企業に対するコンサルティングやシステム開発を行う株式会社ヴァイタス様への製品開発の提案からコンテストに発展した、リアリティーのあるプログラミングコンテストとなりました。
株式会社ヴァイタス様からは、社長の小林巧様をはじめエンジニアの方々にも審査員としてご参加いただき、さらにスポンサーとして入賞者への副賞賞金も支援していただきました。
本学と株式会社ヴァイタス様にとって人材育成と人材発掘を兼ねた大変有意義なコンテストとなりました。


◆コンテストの課題: NEWS(National Early Warning Score)
・バイタルサインからNational Early Warning Score(NEWS)を計算して表示するプログラムを作成し、その正確さやこの仕様書に示す要件を満たすことを競う。
・NEWSは2012年に英国で開発され、患者のバイタルサインを数値化し、患者の状態の変化を知ることを目的とし、ある閾値を超えると患者の急変と捉 えていち早く対応することを目的としている。
・今回、NEWSプログラムコンテストをヴァイタス社の支援のもとに行う。ヴァイタス社ではベッドサイドの入力端末から患者のバイタルサインを入力し、患者の急変をいち早くとらえ対応できるシステムを構築する。コンテストではこのシステムの核となるバイタルデータを受け取り、スコアを計算するプログラム作成し、その性能と作成コンセプト(プレゼンテーション)を競う。

◆各賞(結果)
〇ヴァイタス社長賞
 斎藤優・岩本駿人(4年) 副賞3万円
〇プレゼンテーション賞
 1位 湊谷駿祐(4年) 副賞3万円
 2位 豊田卓弥(4年) 副賞2万円 
 3位 塚本暉規(2年) 副賞1万円
〇プログラミング技術賞
 山末晃平・井上義経・五十嵐優那(3年) 副賞1万円
〇特別賞
 金澤勇真・川口大翔(3年) 副賞5千円

個人とチーム合わせて7組の応募があり、各自独自の発想で開発を行い、1位を獲得した4年の湊谷君は、医療情報の特性を理解し、欠損などがある不完全なデータに関して例外処理するなど緻密な設計を行っていました。
また社長賞を受賞した同じく4年の齋藤・岩本チームは、辞書型のキーにスコア、バリューにバイタル値の範囲を与える他者とは異なる発想で、なおかつバイタルの範囲の表現の可読性は抜群の発想力でした。
2年生で参加した塚本君も3位に入賞するなど健闘しました。

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