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2024.05.16
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北海道情報大学と公立千歳科学技術大学が包括連携協定

情報科学分野の人材育成強化

 北海道情報大学と公立千歳科学技術大学は13日、「教育・研究等に関する包括連携協定」を締結しました。同日行われた調印式で、北海道情報大学の西平順学長、千歳科学技術大学の宮永喜一学長がサインしました。半導体分野などに寄与する情報科学分野の人材育成強化、インターネット上で学べるeラーニングの活用など、両大学の特長を生かして連携を深めていきます。

 千歳科学技術大学は1998年、公設民営の私立大学として開学し、2019年に公立となりました。理工学部に応用化学生物学科、電子光工学科、情報システム工学科の3学科が設置され、大学院は理工学研究科が置かれています。近くではラピダス(東京)が次世代半導体工場を建設中です。大学では従来から半導体関連の教育、研究を進めており、今年4月にはさらに、半導体に関する研究機関「シリコンリサーチセンター」を新設しました。

 北海道情報大学は1994年に通信教育部を開設するなど、eラーニングに早い時期から取り組んできました。また、そうした取り組みに、千歳科学技術大学の宮永学長(当時は別の大学に在籍)の協力も得ていて、本学と宮永学長は旧知の関係です。

 ラピダスの進出も受けて情報交換する過程で、昨年秋ごろから包括連携の協議が進みました。北海道の基幹産業である農業や観光に加え、半導体関連も含めて、大学間連携により情報分野の人材育成を大規模に進め、地域に貢献することとしました。

 調印式は千歳科学技術大学で行われ、協力する事項として、➀教育活動の推進➁共同研究の実施➂教育・研究施設、設備の利用➃学生・教職員の交流―などを掲げました。

 具体的なプログラムは今後、検討されますが、西平学長は「生成AIなど最先端の情報技術を経験した人材養成を協力して進め、地域に送り出したい」と述べ、宮永学長は「学生や社会が求める情報科学系の強化のために、今回の連携でeラーニングのノウハウなども高め、教育プログラムの強化を期待したい」と話しました。

包括連携協定を結んだ北海道情報大学の西平学長(右)と公立千歳科学技術大学の宮永学長

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