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2024.05.16
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タイの学生2人が短期留学で宇宙関連を研究

 タイのモンクット王工科大学(KMITL)工学部通信工学科の3年生2人が、宇宙関連の研究のため、北海道情報大学に短期留学中です。4月9日に来学、6月21日までの約2カ月半、渡部重十副学長の指導を受けながら、「GNSS(全地球航法衛星測位システム)データを活用した宇宙天気予報モデルに関する基礎研究」と「気象衛星ひまわりとAIを活用した東南アジアの気象予測モデルの開発」に取り組んでいます。

 ともに3年生のアピワット・サエリさんとタンヤトーン・バンジョンセンさんです。2人は世界の人工衛星や、日本の気象衛星ひまわりが発するデータを集めて分析し、タイの天気予報に活用する可能性などに取り組んでいます。

 4月下旬には、KMITLから指導教員のポーンチャイ・サプティ教授も来学し、教え子や渡部副学長と意見交換もしました。両教員は10年以上の親交があり、サプティ教授によると「北海道情報大学は少人数でしっかりとした学習、研究環境が整っていて、渡部先生に受け入れを要請した」と話していました。渡部副学長は「非常に勉強熱心」と2人の研究を見守っています。

 バンジョンセンさん、サエリさんとも「渡部先生からいただいた課題は難しくて大変だが、新しい知見を得られ、挑戦したい気持ちも刺激されるので楽しい」と話しています。宇宙情報センターや大学院生室を拠点に勉強しており、北海道情報大学の講義やゼミに参加したいと好奇心旺盛な学生です。本学に在籍している中国人留学生とも談笑するなど、充実した留学生活を送っています。

㊧左から、渡部副学長、バンジョンセンさん、サエリさん、サプティ教授

㊨宇宙情報センターで研究するサエリさん(左から2人目)とバンジョンセンさん(右端)、左端はサプティ教授、右奥は渡部副学長

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