1. 北海道情報大学TOP
  2. TOPICS
  3. CDIO会議に向けてメタバースキャンパスがバージョンアップ

TOPICS

2024.08.23
#トピックス

CDIO会議に向けてメタバースキャンパスがバージョンアップ

 北海道情報大学のメタバース(インターネット上の仮想空間)キャンパスが、9月5日~7日に学内で開かれるCDIOアジア地域会議に向けてバージョンアップ中です。情報メディア学部の河原大准教授のゼミ生や3DCG研究会の学生たちとメディア教育センターが担当、新たに松尾記念館講堂などを構築しています。会議にはアジアや本州などからも多くの研究者が参加する予定で、会場となる学内のイメージをつかむ際に活用できます。

 メタバースキャンパスは人々の行動が制限された新型コロナウイルス禍の2020年、オンライン大学祭となった蒼天祭に登場、大学祭がリアル開催に戻ってからもゼミの発表の場として披露、一部教室や図書館などが再現されてきました。

 北海道で初開催となるCDIOアジア地域会議には、海外や道内外から多くの研究者が来学する予定です。学外から来学される人たちに、インターネット上でいち早く北海道情報大学を知ってもらい、親しみを持ってもらえればと、大学メタバースを充実させることになりました。

 今回新たに、CDIOアジア地域会議のメイン会場ともなる講堂以外にも、多目的グラウンドや北海道情報技術研究所に取り組んでいるほか、松尾記念館前の松尾三郎・初代理事長の像なども再現しています。いずれも、ブラウザのみで利用可能なシステムです。

 写真や図面などから仮想空間上に立体的な部屋などを作り上げるなどの作業は、学生4人とメディア教育センターが担い、河原准教授が指導しています。学生は篗本(わくもと)光希さん(情報メディア学科4年、遠軽高校出身)、舘尾華穂さん(情報メディア学科3年、岩見沢緑陵高校出身)、菅原夢摘さん(情報メディア学科1年、美幌高校出身)、青木丈さん(先端経営学科1年、石狩翔陽高校出身)です。

 松尾理事長像などを手掛けている篗本さんは「実際の大学を見た人が『メタバースの中でこんなのがあった』と思ってもらえるように再現したい」、舘尾さんは「出来上がったモデルを軽量化している。クオリティーを保ちつつ、容量を軽くするのはバランスが難しいが、頑張りたい」と力を発揮しています。1年生の2人も活躍しています。菅原さんは「3DCGは大学に入ってから始めた。写真と3Dのモデルを見比べて、いすや机と分かるよう意識したい。作業はとても楽しい」、青木さんは「情報量をなるべく減らし、なおかつそれ(対象物)と認識できるようにするバランスを見てほしい。夢中で作業している」と着々と取り組んでいます。

 河原准教授は「学生たちが楽しみながら取り組んでくれていて、CDIOの会場となる場所を中心に作業を進めたい」と話し、その後も「通信教育やオープンキャンパスなどでも活用できる場があれば」と期待しています。

 メタバースキャンパスは下記からご覧ください。

 https://vcampus.edc.jp

メタバースで再現された北海道情報大学の正面

CDIOアジア地域会議で基調講演などが行われる講堂/メタバース構築を担う(右から)篗本さん、舘尾さん、菅原さん、青木さん

立体的な映像を丁寧に作り上げていく学生たち

MONTHLY