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2024.11.15
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自治基本条例フォーラムに学生、教員が参加

 江別市自治基本条例フォーラム「見て聞いて知る『えべつの力』」が10月19日、江別市民会館で開かれ、北海道情報大学の学生や教員が参加しました。島田英二教授(情報メディア学部)のゼミ生たちは、条例を分かりやすく紹介する動画を制作して披露、藤本直樹教授(経営情報学部)はパネルディスカッションのファシリテーター(進行役)としてパネリストたちの多様な意見を引き出していました。

 自治基本条例は住民主体のまちづくりを進めるため、2009年に施行されました。市は4年に1度、自治基本条例検討委員会を設置し、条例の達成状況の検証を検証しています。フォーラムは条例をより広く知ってもらうために開催しました。

 映像制作を手掛ける島田ゼミ(いずれも情報メディア学部3年)が学生たちは「情報大生が作る楽しい条例PR動画」で登場。3グループに分かれ、条例解説編、後藤好人市長らが条例をPRする実写版の市民参加編、江別のご当地キャラクター「えべチュン」が日常にある市民協働を紹介するアニメーション「えべチュン心の声劇場」の市民協働編を手がけました。1分~3分ほどの短編10本です。

 条例解説編は荒関葵さん、箭内悠人さんが担当。音声にはAIも活用し、荒関さんは「AIだけでは違和感が残っていたイントネーションや抑揚の調整に苦労した」と話していました。

 市民参加編は髙橋一平さん、関諒夏さん、髙橋航陽さん、佐藤高貴さん、寺嶋剛志さんが手がけ、書き初め編、クイズ編などを制作。「若い世代はスマホで縦型動画になじんでいる」とすべて縦型で仕上げたました。

 市民協働編は山本佳依さん、武藤樂さん、佐々木柊有さんが担い、道路の花壇の手入れ、夏祭り参加など5話を通じて、市民協働を紹介しました。しゃべらないキャラクターのえべチュンを意識して、動画でも音声ではなく「心の声」として言葉で紹介しました。

 学生たちは「動画制作を通じて自治基本条例を学んだ」と話していました。

 藤本教授はパネルディスカッション「活動を通じて見えた『協働』」で、議論をリードしました。まちづくりや地域交流拠点施設の運営、自治会活動にかかわる市民4人がパネリストとなり、各々の取り組みを紹介しました。江別市自治基本条例検討委員会の委員長でもある藤本教授は「人とのつながり、ネットワークが江別の魅力。ともに活動できる環境づくりが定着していけば、素晴らしいまちづくり、市民参加、市民協働が達成できると思う」とまとめました。

学生制作の動画をご覧になれます

 島田ゼミの学生たちが作った動画は、江別市のホームページからご覧になれます。  https://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/soshiki/shiminseikatsu/134133.html

自治基本条例について、自分たちで制作した動画を紹介する島田ゼミの学生たち

フォーラムで発表した動画を手がけた学生たち/「学生のアイデアを重視した」と述べる島田教授

ポイントを簡潔にまとめた自治基本条例の解説編/様々な活動を紹介した市民協働編/縦型で制作した市民参加編。後藤市長も登場した

パネルディスカッションでファシリテーターを務める藤本教授(左端)

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