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- 2024.12.02
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観光情報学会で木村日和さん(システム情報学科)が研究発表
観光情報学会の第26回研究発表会が11月9日、静岡県熱海市で開かれ、北海道情報大学の木村日和さん(システム情報学科4年、札幌英藍高校出身)が「SNS分析とChatGPTに基づく新たな観光PR画像の生成」を発表しました。SNS(交流サイト)の分析で地域の特徴を明らかにし、ChatGPTを利用してユーモアがあり他地域と差別化が可能な、イラストによる観光PR画像を生成しました。観光地として札幌市を選び、複数のキーワード群から8種類のPR画像を仕上げました。
木村さんは長尾光悦教授(システム情報学科)のゼミ生で、長尾教授、斎藤一教授(情報メディア学科)、杉澤愛美講師(情報メディア学科)、坂本牧葉講師(情報メディア学科)、小野良太講師(システム情報学科)とともに取り組みました。
各地の観光地で現在、さまざまなコンテンツ発信がなされていますが、多くの地域で同様のプロモーションが行われているため、差別化が困難で競争が激化しています。
このため、まずInstagramやFlickr、GoogleMaps、TikTokなど複数のSNSに投稿された情報から地域の特徴を分析したうえで、ChatGPTを活用して他地域と差別化できるイラストによるPR画像作成を目指しました。対象となる観光地を札幌市にし、4つの言葉からなるキーワード群に基づいて、シュール、エキセントリックなどの視点から生成画像を作成。北海道情報大生にアンケート調査をしたところ、非現実感や、非現実感・ユーモアある画像が、札幌らしさや誘客に効果ありと多数の支持を集めました。
これらの結果から、SNSで得られたキーワードを用いて、非現実的でユーモアのある札幌の観光PR画像を生成しました。ラーメンや雪像、ビールなど札幌の特徴を楽しく表現しています。
画像生成は研究段階でこのまま実際のPRに使うわけではなく、今後は、生成した画像の誘客に対する有効性を検証が課題と締めくくりました。
画像生成に用いたキーワード / 生成された札幌観光PR画像
観光情報学会研究発表会で、SNSとChatGPT を活用した観光PR画像生成について述べる木村さん
今回の研究発表会で北海道情報大学としてこのほか、小野講師と辻順平講師(情報メディア学科)の共同発表もありました。
木村さんらの論文は下記のリンク先の「観光情報学会第26回研究発表会講演論文集」で公開されています。
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