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2024.12.23
#トピックス

栄養バランス良い弁当で学生元気に!

 北海道情報大学健康情報科学研究センターが、学生に栄養バランスの良い弁当を食べて元気でいてもらおうという「2024弁当スタディ」が12月まで行われました。学生たちはあらかじめ用意された弁当を週に5回、1食ずつ約3か月間食べ、心身の状態のチェックを受けます。食と健康に関するさまざまな調査を行ってきた研究センターが、学生に絞って行う初めての調査で、参加学生の大半は昼食時に弁当を受け取りました。

 「栄養バランスの整った弁当の継続接種が心身不調に与える影響に関するランダム化二重盲検並行群間比較試験」で、北海道情報大と筑波大学の研究です。応募した情報大生30人が参加し、9月下旬から12月20日か21日までの12週間、弁当を食べました。「栄養バランスの整った弁当」は2種類用意され、おかずとごはん、フルーツがセットです。白米に主菜の「タラの甘酢あん」、副菜の「がんもどきとさつまいもの炊き合わせ」「菜の花のお浸し」「ぜんまい炒め煮」や、もち麦ご飯に主菜の「さつま芋と鶏肉の甘辛煮」、副菜の「ピーマンとしめじのソテー」「かぼちゃとパプリカの酢の物」「ひじきと大豆の煮物」など、豊富なメニューです。冷凍保管されており、電子レンジで解凍するなどします。参加者ごとにどちらの弁当を食べるか決められています。

 試験前の9月と12月の弁当摂取終了後に、採血や体組成測定、肌検査などを受け、尿や便の提出するほか、指定期間中は腕に加速度計を装着して、活動量や睡眠リズムなどを測定、アンケートへの回答もしました。

 学生たちは研究センターが入居する通信教育棟のロビーで冷凍ストッカーから弁当を受け取り、解凍してから食堂などで食べました。「毎日用意されていると昼食をきちんととれるのでいい」「自分で弁当をつくらなくてもいいので助かる」「昼食代が浮いてうれしい」など参加の動機はさまざまですが、弁当を食べて「おいしい」と笑顔でした。健康情報科学研究センターは「栄養バランスのいい食事の継続接種が体調に与える影響や、食生活に対する若い世代の意識付けなども調査し、乱れがちな食生活の改善につなげていきたい」と話しています。

 今回の取り組みは、本学が参加している、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「豊かな食が提供される持続可能なフードチェーンの構築」(研究推進法人は生研支援センター)の一環として実施しました。

連投ストッカーに保管されている弁当/解凍した弁当を大学の食堂で昼食に食べる学生

ストッカーから取り出され凍ったままの弁当/解凍され、色どり豊富でおいしそうな弁当

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