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外観検査アルゴリズムコンテストで株本さん優秀賞

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2024.12.25: ＃トピックス

外観検査アルゴリズムコンテストで株本さん優秀賞

　「外観検査アルゴリズムコンテスト2024」(精密工学会画像応用技術専門委員会主催)で、北海道情報大学情報メディア学科2年の株本くるみさん(精華学園高校新潟中央校出身)が優秀賞に輝きました。水槽内を泳ぐ魚の数を上側から撮影した映像で正確にカウントする仕組みを競い、株本さんは水槽の壁など誤情報をはじく正確性に長けていました。12月4、5日に横浜でのワークショップの席上、授賞式があり、検査手法の発表をしました。

　同学科の藤原孝幸教授の自主ゼミ、コンピュータビジョン(CV)ゼミの活動として参加しました。

　コンテストは社会人、学生を問わず、研究者、技術者が競い合います。今年のテーマは「水中を動き回る多種多様な魚のカウント～鳥瞰図画像処理」で、カワメダカなど３種類の魚の数をカウントします。過去2年間も水中を動く魚のカウントがテーマで、藤原教授によると、背景には養殖場で魚を正確に数える技術が求められていることもあります。

　株本さんは「深層学習ベースの一般物体検出手法における魚のカウント～可検出を抑制するための検出および後処理における一考察」と題して研究を進めました。動き回る魚以外に水槽の壁や水草、反射など誤検出の可能性があり、画像AIも使いながら、魚を正しく検出し、そうでないものを見分ける仕組みを作り上げました。この結果、全国164件の応募の中から、最優秀賞に次ぐ優秀賞を受賞しました。

　アドバイスした藤原教授は「株本さんは夏休み中も熱心に研究を進めていた」と健闘をたたえ、使用した画像枚数が351枚と他の発表者より大幅に少なく、「最小限の枚数で修正をしていったのも好結果につながったのでは」と話しています。

ワークショップで研究成果を発表する株本さん

　株本さんの発表資料は下記のとおりです。