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2024.12.26
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柿並教授の「インフラサウンドを活用した自然災害検知の研究」が新聞掲載

 自然災害から発生するインフラサウンドを用いて、雷雲発生、竜巻、土砂崩れ、津波、雪崩などを検知する研究が九州の西日本新聞で紹介されました。

 超低周波音とも呼ばれるインフラサウンドは人には聞こえない低い音です。インフラサウンドは様々な自然災害から発生し、音速(時速1000キロ以上)で遠くまで伝わる特徴があります。

 これまでは高価な専用のセンサーを用いた計測しかできませんでしたが、北海道情報大学情報メディア学部の柿並義宏教授、九州大学の中島健介准教授、高知工科大の山本真行教授、産業技術総合研究所などによる共同研究により、1万円程度の安価なセンサーが開発できました。このセンサーを用いた自然災害検知の実証実験が福岡市で行われました。

 安価となったセンサーは1 キロ程度の間隔で設置可能となり、数十キロ間隔の観測網の気象庁の約10倍の感度、約600倍の頻度で観測することで、局所的な自然現象を捉えられるようになりました。

 北海道情報大では雪崩の発生を検知するシステムの研究を地域課題として取り組んでおり、雪崩の発生を捉えることに成功しています。今後、様々な災害が起こる状況において、自然災害への早期検知として期待されています。

インフラサウンドの計測装置

1月に札幌で関連イベント

 この研究に関連した一般市民向けイベントが札幌市青少年科学館で行われます。

聞こえない低音の世界「インフラサウンド 見よう・作ろう・考えよう」

場所:札幌市青少年科学館 3Fサイエンスショーコーナー

日程:2025年1月12日(日)

時間:展示/常時、トーク/11:45-12:15、13:45-14:15

対象:どなたでも

料金:無料(おとなは展示室料金(高校生以上700円)が必要)

札幌市青少年科学館イベント

https://www.ssc.slp.or.jp/event/single/198

新聞記事

https://news.yahoo.co.jp/articles/a825e7273358fe6a1d6ac2bb62a51cd42c9f93a1

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