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辻講師が楽しく「日曜数学会in北海道」

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2025.01.06: ＃トピックス

辻講師が楽しく「日曜数学会in北海道」

　北海道情報大学情報メディア学部の辻順平講師が「日曜数学会in北海道」を学内のeDCタワー10階で開きました。昨年12月1日の日曜日に開催、趣味で数学を楽しむ人たちの交流会で、道内各地の学生や社会人20数人が参加しました。グループに分かれて素因数分解ビンゴで楽しんだり、参加者が自らの研究を発表したりして数学の世界を楽しみました。

　辻講師の専門は、コンピュータ内で仮想的な社会を作って、その中で起きる出来事を分析する「社会シミュレーション」や、シミュレーションで得た知見を現実世界に活用するため、インターネットを介して現実世界の情報をセンシングしたり、モノを制御したりする技術 “Internet of Things”(IOT) の研究などです。

　一方、趣味で数学を探求する活動を「日曜数学」と名付け、2015年から「日曜数学者」を名乗っています。講演やWebサイト、動画などを通して数学の魅力を発信し、関心のある人が気軽に参加できる日曜数学会を開いています。

　北海道情報大学を会場とした日曜数学会は今回が初めてで、苫小牧や旭川、富良野などから、学生や会社員、教員などさまざまな年代や職業の人が集いました。

　まず、交流を兼ねて近くの席同士の人でチームを組み、対抗戦で素因数分解ビンゴゲームに臨みました。自動的に選ばれた5桁、4桁、3桁などの数字が、カードに記されている素数で割り切れるかどうかをチェックして、縦、横、斜めに5マス並ぶことを目指しました。数学好きの参加者たちは暗算や計算をメモ書きしながら、一ひねりしたビンゴゲームを楽しんでいました。

　また、自ら関心がある数式や図形などについての研究を短く発表し、質疑応答を行いながらともに掘り下げていました。

　日曜数学会は出入り自由で休憩をはさみながらたっぷり5時間ほど展開、辻講師は「数学が苦手でも、興味がある人はぜひのぞいてほしい」と呼び掛けています。

　次回は2月9日、教育イベントの一環として、札幌で開催予定。

　詳細は辻講師のWebサイトやX(旧Twitter)で発信予定です。

　Webサイト「tsujimotterのポートフォリオ」http://tsujimotter.info/

　Xアカウント　@tsujimotter

楽しみながら数学への理解を深めた「日曜数学会ｉｎ北海道」／「日曜数学者」を名乗る辻講師

素因数分解ビンゴに取り組む参加者たち／ビンゴに使われた用紙