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- 2025.01.08
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学生が作成、キャラクター進化で献血促進
情報メディア学部の杉澤愛美講師のゼミ生たちが、献血者がボタンを押してデジタルキャラクターを進化させるゲームを作成、昨年12月4日に大学内で行われた献血を促進するための実証実験を行いました。4年生の青野光純さん(札幌大谷高校出身)、竹内奏羽さん(清水高校出身)が卒業研究として取り組みました。
献血した人がボタンを押すごとに画面の人数カウント、ゲージがアップし、10人ごとにキャラクターが進化するコンテンツを作成しました。健康を守るキャラクターには献身性が高いとされるハチをモチーフとしました。「献血×モンスター育成 ヘモクエスト」と銘打ち、レベル1の小さな幼虫を思わせる「ハチノコ」が献血によって進化していきます。レベル8まであり、レベル4まではかわいさを感じさせ、5以上は雰囲気が変わり、かっこよく仕上げました。キャラクターは進化の際の変化のほかにも、音楽に合わせて瞬きしたり小刻みに羽を揺らしたりと動きは多彩です。
当日は北海道赤十字血液センターの献血バスが大学構内で待機。バス近くのロビーに献血受付と実証実験会場を設営しました。デジタルコンテンツは大型ボタン近くのパソコンのほか、65㌅の大型モニターにも映して目立たせました。献血者は受け付けをしてバス内で献血、終了後にロビーに戻ってゲームに参加するという流れでした。動画を担当した青野さん、ストーリーやキャラクターを担った竹内さん、杉澤ゼミの仲間たちは血液センターの職員とともに献血とゲーム参加を呼びかけました。
最終的に33人が献血し、キャラクターはレベル4の「ハチポコ」まで進化しました。献血に参した学生たちは「ボタンを押すと人数の数字が変わり、ゲージの目盛りも伸びて、献血したことが分かった」と楽しそうでした。青野さんは「献血のきっかけになってくれたと思う」、竹内さんは「親しみやすいデザインにした」と手ごたえを感じていました。
杉澤ゼミが献血とコラボするのは一昨年12月、昨年7月に続いて3度目で、過去2回は食堂前の床面に促進のための掲示をしました。今回のコンテンツは完成度が高く、進化した姿を見せられなかったレベル5以上について、披露できる方法を検討しています。
大型画面に映し出された献血モンスターレベル4のハチポコ
モンスターがレベルアップした瞬間を見守る青野さん(右端)、竹内さん(右から2人目)ら/献血の受付をする学生
レベル1のハチノコ、レベル2のミツビー、レベル3のファンビー
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